肩の痛みと内臓疾患
肩の痛みが、内臓疾患の症状や関連痛であるケースも珍しくありません。
肩の痛みが内臓疾患の肩コリなのか、ただの肩コリなのかの見分けは、凝りをほぐして解消されるかどうかです。
肩の痛みが揉んだり肩コリ治療を行ったりしても治らない場合は、意外かもしれませんが内科を受診してみましょう。
肩の痛みから思わぬ内臓疾患を発見できるかもしれません。
左肩の痛みが教えてくれる疾患は心臓で、心筋梗塞などの疑いがあります。
右肩の痛みが教えてくれる疾患は肝臓や胆嚢で、胆嚢炎、胆石、胆道疾患、肝炎、肝がんなどの疑いがあります。
他にも胃や肺などの疾患でも痛みが現れることがありますし、糖尿病、高血圧症、更年期障害、うつ病、眼病、難聴などでも肩の痛みを起こす疾患としては有名ですね。
肩の痛みは、関連痛といって肩には障害はないけれど痛みを感じる神経が脊髄で交わるために脳が内臓の痛みと肩の痛みを勘違いしてしまうのです。
ですから、肩の治療を行っても痛みが和らぐことがないのですね。
関連痛は肩だけでなく、冷たい物を食べたときに頭痛がするなどいろんな部位で現れます。
頑固な肩コリは、一度内臓疾患の検査を受けてみてくださいね。