胃の痛みと胃潰瘍

胃の痛みが続くと「胃潰瘍ではないか」と疑う人も多いほど、胃潰瘍はポピュラーな疾患ですね。

胃の痛みは食後に強くなることが特徴的で、時に吐血や下血、貧血の症状が現れます。

胃潰瘍は、胃壁に損傷を受けている状態のことですが、吐血などの症状は胃壁に穴があいてしまっている進行した状態ですね。

つまり、胃の痛みがある内に胃潰瘍を発見することができると好ましいですね。

胃の痛み方は人それぞれで、どんな痛みだから胃潰瘍と言い切れないところが発見を遅らせるわけですが、ただの胃痛と思わず病院でしっかり見てもらうや健診を受けておくことが早期発見に繋がります。

胃潰瘍の原因は、以前までストレスが主要原因としてあげられていましたが、最近ではほぼピロリ菌であると言われています。

胃の痛みによって早期に発見された場合、薬の投与で粘膜の修正をはかります。

胃潰瘍が悪化している場合などには、切除手術などの外科的治療が行われることもあります。

胃に痛みがあって不快な毎日が続いている人は、一度ピロリ菌検査を行ってみてもいいかもしれません。

胃の痛みが胃炎でとどまっているなら幸いと考え、胃潰瘍防止のためにもピロリ菌除去治療は必要です。

最近、ピロリ菌に効く食品なども多く出回っていますが、確実なピロリ菌除去としては効果は薄く「抑制」と考えた方が良いかもしれませんね。