右下腹部の痛み

右下腹部の痛み

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下腹部の痛みで、右下腹部の痛みが特徴の疾患というと虫垂炎です。

虫垂炎は、一般的に「盲腸」と呼ばれている疾患ですね。

右下腹部に痛みがあると盲腸と言われますが、実は症状の始まりは上腹部やへその周りが突然痛みだし、吐き気や嘔吐とが起こった後、右下腹部に痛みが集中してきます。

右下腹部に痛みがあるわけではないから、下痢や風邪と片付けてしまいがちですが、処置が遅れると腹膜炎を起こし命取りになってしまうこともあります。

特に小児は、右下腹部の痛みが分かりにくく「お腹が痛い」と腹部全体に痛みを感じていることも珍しくありません。

右下腹部に痛みが特徴の虫垂は、大腸の始まりの部分の下端にぶら下がっている5cm程の腸のことですが、虫垂内腔で炎症が起こり破裂します。

発症原因はまだ不明なことが多く、発症したら破裂する前に取り除くことが治療の基本です。

右下腹部に痛みがあり、虫垂炎が疑われる場合は直ぐに開腹し切除に入ります。

虫垂に異常がない場合も多いのですが迷っていると致命的となるため、患者への理解が求められます。

右下腹部に痛みが現れ早くて24時間、72時間後には90%破裂すると言われているため、痛みを感じたらすぐに病院で診てもらいましょう。