変形性頚椎症

首の痛みが続いている場合、変形性頚椎症を疑う必要があります。

首の痛みの原因が変形性頚椎症の場合、初期は首や肩の凝りから始まります。

首の痛みは次第に増し、背中に痛みが走るようになり、手・腕の痺れや頭痛が生じることもあります。

首の痛みの原因が変形性頚椎症かどうかは、レントゲンやMRIなどの検査を受けることでわかります。

変形性頚椎症は、中高年、激しいスポーツ、転倒やしりもち、猫背、日常的にロックを聞いて首を振っているなど加齢や首に負担をかけることでなりやすくなります。

首に痛みを感じるのは、首の骨(頚椎)の7つの脊椎の間にあるクッションの役割を果たす椎間板がすり減り、骨同士がぶつかるからです。

また、首の痛みが激痛となるのは、骨が変形し骨棘と呼ばれる角ができ、神経を刺激するからです。

首の痛みを和らげる治療には、まず鎮痛剤やビタミン剤などの投薬、温熱療法などの保存療法が利用されます。

カラーやサポーターで首を固定することで痛みは軽減されますが、悪化とともに手術を薦められることもあります。

ただ、手術で良くなるとは言い切れるものではないため、体力のない年配者には悪化しても薦めない医師もいます。

選択は委ねられるわけですが、治療を行う病院は慎重に選びたいですね。