女性に多いリウマチと男性に多い痛風
ひざの痛みが左右対称で腫れや変形がある場合、女性は特にリウマチを疑います。
ひざの痛みのほか、手や指、肘や手首などの関節で発症します。
ひざの痛みは比較的、妊娠後から閉経前の女性に多く現れますが、若い女性や男性にも可能性がある症状です。
ひざの痛みは、免疫機能の異常により滑膜細胞が増殖して、滑膜に炎症が起こることで現れます。
ひざの痛みは徐々に増してゆき、炎症が続くことで軟骨や骨が変形することで関節を動かしにくくなります。
とはいえ、リウマチの原因はまだ解明されておらず、患者の約8割が女性であることからホルモンが関係していることや、約6割は遺伝的要因であると考えられています。
ひざの痛みと共にリウマチ結晶というコブが見られたり、関節に熱を持っていたり、安静にしていても痛みが治らなかったり、家族にリウマチの人がいたりする場合は、検査をしてみても良いかもしれません。
ひざの痛みかたによって、血液検査やエックス線検査、MRIなどで関節炎がないかを確認していく検査になります。
リウマチとは違い、突然激しい痛みがある症状は、痛風や偽痛風の可能性があります。
痛風は男性に多い病気ですが、女性にも現れる症状です。
尿酸を減らす食事療法が必要で、普段からアルコールを控えたり野菜を食べるなどして予防しておきたいですね。